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芳乃in札幌
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 芳乃「……さっぱりわかんねー」

 広明「わかんねえって、お前ね」

 芳乃「うるせえなあ、わかんねえからわかんねえんだよ!」

 広明「わかんねえわかんねえって、お前はわかんねえ教の信徒か!信徒なのか!
     カルトなのか!カルトな思想に俺を巻き込もうっつーのかよ!ハルマゲドンか!

     人類救済か!幸福は幾何学模様で出来ているってわけかよ!」

 芳乃「ちげーよ!うるせーな!
     なにがわかんねえ教だ!お前の頭がよっぽどわかんねえよ!」


 広明「あ、待って待って。殴るな殴るな。ヘイ、ここは穏便に行こう」

 芳乃「……あっそう」

 広明「で、なにがわからんのだ」

 芳乃「……」

 広明「あ? なんだよ。黙ってちゃ俺にもわからんぞ」
 芳乃「……」

 広明「お前さんねえ、俺に任しときゃなんでもパツイチですぜ?
     位置か?それとも展示物の内容がすこっしも頭に入ってこねえってか?」

 芳乃「……」

 広明「まあなんといっても広大なこの大地、しかも樹木広がる大自然ときてやがる。

     迷わないほうがおかしいってもんさな。地図あるけど」

 芳乃「……」

 広明「それによお、博物館の展示内容を、そんな簡単にわかってたまるかッつー話だよ。

     わかるわけねえべ?わかんねえべ?そんなもんだべ」

 芳乃「……」

 広明「お兄さんに、何がわからないか話してみなさい。

     君の心の迷いをすぐさま解消してぱらいそへ連れて行って差し上げよう」

 芳乃「……」

 広明「だから、黙ってたらなんにもわからねえっつってるじゃねえか」

 芳乃「……か……」

 広明「おう」

 芳乃「か、漢字……読めない」

 広明「……」

 芳乃「……」

 広明「……バーカ」

 芳乃「ぐうう……桜の木に埋めて殺すぞ!!」

 広明「変な学はあんだねえ」


 「北大植物園」(札幌)
煉瓦造りの北海道庁庁舎のすぐ近く、都心とは思えないほどに木々がうっそうと茂る一角があります。そこが北海道大学の研究施設であり、ビル街においては異世界とも言えるような場所、北大植物園です。
北海道大学所有の研究施設ですが、春〜秋にかけては一般市民にも開放されています(有料)。
入場口から季節の花々に迎えられ、園内にも高山植物など、日々の生活ではなかなか見ることの出来ないさまざまな植物を見ることが出来ます。
さまざまな種類の薔薇を集めた薔薇園、熱帯、亜熱帯の植物を集めた温室も都会のなかの非日常性を高めます。
また、北海道大学植物園・博物館(正式名称:北海道大学北方生物圏フィールド科学センター植物園博物館)は1877年以来の伝統を持つ博物館であり、北海道の自然(特に動物)を中心に考古・歴史資料の展示、北方民族資料室にて、アイヌ民族資料の展示、宮部金吾記念館にて、植物園の設立者である宮部金吾の遺品などその展示物は多岐にわたります。
ピリカ・南極観測犬タロの剥製標本・ブラキストン線・八田線等の動物区界を決定した標本などが展示されています。
さらに詳しい情報は以下のウェブページに記載されていますよ。
北大植物園(http://www.hokudai.ac.jp/fsc/bg/