| 胸が詰まるような情感に押しあげられて、真裕美を肉柱に唇を寄せた。 |
| 地下足袋をはいた男が唸り、腰を前に突き出した。真裕美は、跳ねあがる勃起を咥えこむ。 |
| 汗とザーメンが混ざったような異臭が鼻をつく。その何日も風呂に入っていないような噎せるほどの |
| 体臭が、真裕美のマゾ心をくすぐった。 |
| 真裕美「チュッ、チュッ……チュパ……ううン、うふッ、チュパッ」 |
| 真裕美は指をほどくと、男の腰を抱えこむようにして、いっそう深く咥えこんだ。顎が外れるのでは |
| ないかと思うくらいの魁偉を、精一杯頬張り、唇と舌でズリュッ、ズリュッと擦りあげる。 |
| 真裕美「うふッ、うふッ、チュパ……ああッ」 |
| いったん口を離して、喘ぐような吐息をこぼす。それから、また深々と咥えこみ、キュウと唇を締めて |
| しごきあげる。さらには、顔を傾けて、反りかえった肉柱の裏筋に舌を這わせていく。 |
| 真裕美(ああ、真裕美、あなた、なんて恥ずかしいことをしているの!) |
| 淫らなことをしている最中に、ふと、もうひとりの自分が目覚める。それを忘れようとして、ますます |
| 激しく肉茎を頬張る。 |
| 男「くゥ、たまらんな。ネエちゃん」 |
| 真裕美「ううッ、うン、うン、うン」 |
| 苦しくて、目に涙があふれた。だが、赤銅色に筋張った太棹は、一切構わずルージュにぬめる唇を |
| 凌×してくるのだ。 |
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| 「美人秘書・陥落」より |