服をずらして、直接肌に触れさせる。
ピクンッとルカートがこわばったのがわかった。
ラスティ「ほら、お前だって気持ちいいと思ってんだろ?」
なんか親父みたいなセリフになってしまったが気にしない。
こうなったら何としてもルカートをその気にさせてやる!
……何か目的を見失ってる気もするが。
ルカート「……………………」
ラスティ「……?」
ものすごい勢いで目を逸らしたルカートは、何事かぶつぶつと呟いている。
耳だててみると、どうやら魔法の構築式を組み立てているらしい。
そうやって気を逸らそうたって、そうはいかないぜ!
ラスティ「ルカート……こっち見ろよ」
耳元に囁いてやる。
こいつは俺の命令だったら逆らえないはずだ。
案の上、ルカートはおそるおそるといった風に視線をこっちへよこす。
が、目があった瞬間、また顔を赤く染めてそっぽ向いてしまった。
……何だよそのムリヤリ襲われた生娘のような反応は。