???「おはようございます、マスター!」
ラスティ「へ? なんか言ったか、リズ」
リーザ「あたしはなにも……」
ラスティ「じゃあ、誰が………」
???「こっちですよ。こっち」
ラスティ「―――って、ななななな、なんじゃああ!!!!」
ふと頭上からかかった声に顔を上げると、俺の目にトンデモねえ光景が飛び込んでくる。
そこに浮かんでいるのは、褐色の肌の見たこともない女の子。
コイツ、なんでこんなところに浮かんでんだ!?
リーザ「なに、この子……浮遊魔法なんて、高位の術師じゃないと使えないのに」
ラスティ「お、おい、お前! 一体なんなんだよ、妙ちくりんな恰好しやがって!!」
???「はや? すみません。自己紹介が遅れました」
謎の物体(?)は慌てて頭を下げると、ストッと華麗に地面へと降り立つ。
フォルティナ「改めましてご挨拶です。ランプの精をしておりますフォルティナと申します。以後お見知りおきを、マスター」