サンプルCG
あおな「かきまぜっ……ないでっ……」
あおな「本当に壊れて……こわれて……っ」
ガクガクと壊れたおもちゃのようにあおなさんの身体が震え始めた。
まるでバラバラになってしまいそうなほど、激しく身体を震わせている。
目からは涙がボロボロと流れ落ち、本当にどこか壊れていた。
あおなさんは壊れていた。もしかしたら初めから壊れていたのかもしれない。
いやそれよりも壊れかけで、俺に……誰かに壊されることを望んでいたのかもしれない。
広明「壊れてくださいよ」
激しく動く身体とは裏腹に、言葉は冷たすぎるくらい冷静だ。
それに驚いているのは俺だけで、あおなさんは驚くことも出来ないくらい乱れている。
あおな「やだっ、こわれたら……壊れたらもどれなくなる……」
あおな「もっ、もどれなくなったら私……どうしたら……」
広明「一緒に行きますよ」
広明「どこでも、ずっと一緒に行きますよ」
本当にそう思っていた。本当にどこまでも一緒にいけると思えた。