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緊張しているのか、すずなはぎゅっとシーツを握り締めていた。
覚悟を決めたように目を閉じて、俺をじっと待っていた。
ゆっくりと近づき……。
すずな「あイタ」
こつん、と頭突き。
せっかく閉じていた目も残念そうな様子で開いてしまった。
すずな「頭突き、好きだね」
広明「バカ、そんなんじゃねえよ」
すずな「恥かしいの?」
広明「……」
すずな「あ、恥かしいんだ。ははっ。初めて見るかも、こんな広明」
広明「俺だって今みたいなすずなは初めてだよ」
すずな「……そんなことないのにな、ひろ、んっ」
言いかけの言葉を遮るように、唇を塞いだ。