物語



 /// 「虐襲」用語 ///
【あやかし】
欲望のままに女を犯す異形の者達で、倭国に古くから巣食っている。
大昔は一方的に人間を襲い、喰らっていたが、いつしか人間たちの中にあやかしを倒す業を会得した者達が出現し、勢力を衰えさせた。現在は『あやかしの森』と呼ばれる所に封じ込められ、滅びを待つのみとなっている。

【あやかしの森】
あやかし達の巣窟。長きに渡って続いた破魔邪乃巫女との対峙により勢力を失ったあやかし達はこの森へと追いやられ、封じ込められた。封じられた後も、あやかし達を退治する為に破魔邪乃巫女が森へと足を踏み入れる。

【ギラン帝国】
宿敵ユリアに虐襲を果たし、フェリシアド王国を手中に収めた前作「虐襲」の主人公ギラン・フォン・クルセードがかつてのフェリシアド王国と周囲の国々を統合し作り上げた。
皇帝ギランは世界を統べる足がかりとして、倭国へと向かっている。

【蠱毒 (こどく)
あやかし達が使役する蟲で、女を責める為の補助的役割をこなす。
口と舌の付いた蛭のような姿で突起に取り付く『乳首蟲(ちくびむし)』や、生態バイブのような責め苦を見せる『肉海鼠(にくなまこ)』等、種類は様々。中には、女性の膣や子宮を苗床に増殖する種類もいる。

【蠱毒嚢 (こどくのう)
あやかし達が体内に持つ、蠱毒を収納する為のグロテスクな肉袋。そこには様々な蠱毒の卵が詰まっている。

【護符】
破魔邪乃巫女が使う下着の役割をこなすお札。
あやかしから身を護る為の強力な護力を宿しており、この為容易には処女を奪う事ができない。

【頂代 (ちょうだい)
破魔邪乃巫女達を統率する役目についた人間が冠する呼び名。

【破魔邪乃巫女 (はまじゃのみこ)
先祖代々、あやかしと呼ばれる魑魅魍魎(ちみもうりょう)と対峙し続けてきた典型的な退魔系の巫女。
かつて、あやかしに成す術も無く襲われていた人々を守る為に生まれたのだが、その詳細は一切不明である。
破魔邪乃巫女は処女を奪われ霊力が半減、子宮口の処女を奪われ更に半減、子宮にあやかしの精液をそそがれて霊力が完全に消失する。

【聖蟲 (ひじりむし)
破魔邪乃巫女が産まれたときに子宮に宿す、いわゆる善なる蠱毒。
破魔邪乃巫女最後の砦であり、聖なる力を以ってあやかしの子の受胎を阻む。

【フェリシアド王国】
ユリアが親衛隊長を勤めていた小国。ユリアの能力により一度はギランを退けるも、再びギランに攻められ、滅亡した。
現在はギラン帝国の一部となっている。

【ユーラリアン大陸】
広大な領土を誇る大陸。

【羅針器 (らしんき)
『虐襲』を望む者の行く末を示し、『虐襲』を見届ける魔導具。

【倭国】
「女は皆美しく、清らかな心と肉体を供えている」と伝承される東方の異国。
昔からあやかしと破魔邪乃巫女達が対峙し続けている。

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